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三宅(みやけ)
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三宅の概要《三宅の概要》 ![]() 竹野川に架かる三宅橋と三宅集落↑ 間人の手前、間人街道(国道482号)の竹野川に三宅橋が架かるが、その先の集落。碇高原総合牧場建設に伴い三宅団地が造成され、昭和49年三山地区からの集団移住をみて人口が増加。 三宅村は、江戸期~明治22年の村名。はじめ宮津藩領、享保2年幕府領、宝暦9年再び宮津藩領。明治4年宮津県、豊岡県を経て、同9年京都府に所属。同22年徳光村の大字となる。 三宅は、明治22年~現在の大字名。はじめ徳光村、大正14年豊栄村、昭和30年からは丹後町の大字。平成16年から京丹後市の大字。地名から考えれば古代のゆわれがありそうなものだが、古い文献も社寺も何も伝わっていない、少し古いが古墳くらいか。 《三宅の人口・世帯数》 137・40 《主な社寺など》 ![]() ![]() ![]() 石室前面から墳丘全体を囲むように石垣列石が取り囲んでいる。 全国的にも十数例しかないという大変珍しい古墳で、何か「三宅」と繋がるものであろうか。 《交通》 《産業》 三宅の主な歴史記録『丹哥府志』 〈 ![]() 【荒神の社】(祭九月十八日) ![]() 『京丹後市の考古資料』 〈 ![]() 所在地:丹後町三宅小字石ケ原 立地:竹野川下流域左岸丘陵上 時代:古墳時代中期 調査年次:1991、1995年〔府センター〕 現状:全壊(広域農道) 遺物保管:市教委 文献:C108 遺構 石ヶ原古墳群は、平地のとの比高差60m以上を測る高い地点に築かれた古墳時代中期後半の古墳群である、いずれも1m程度の墳丘ないしは明確な墳丘を持たない平坦面に、木棺直葬や土壙墓などの埋葬施設を築く。調査された7基の古墳の中では5号墳が最大であり、直径約12mを測る古円墳である。木棺は1号墳、5号墳にあり、規模は1号墳が2・48×1・02m、5号墳が2・5X1・8mを測る。 遺物 出土遺物は、土師器、須恵器のみと少ない。1号墳からは、須恵器の広口甕の破片が出土した。7号墳の土壙墓周辺からは、胴部の張った頸部の短い型式の須恵器ハソウが出土している。9号墳の土壙内からは、土師器の高杯が出土した。出土遺物から、古墳群の築造年代は5世紀後半と推定される。 意義 3、5、6号墳以外は盛土された古墳でなく、丘陵の斜面や平坦部を整形して築かれた古墳群である。いずれの古墳も小規模で出土遺物も極めて少ない。古墳時代中期後半における標高の高い丘陵部での小墳丘からなる古墳群の調査事例はなく、当該地域の墓制を考える上で貴重である。 ![]() 『京丹後市の考古資料』 〈 ![]() 所在地:丹後町三宅小字上野 立地:竹野川下流域左岸台地上 時代:古墳時代後期 調査年次:1994年(府センター) 現状:完存 遺物保管:市教委 文献:C100 遺構 上野古墳群は、竹野川左岸の大地上に位置する8基の横穴式石室からなる古墳群である。1、2号墳が発掘調査されている。上野2号墳は、石垣状の列石で周囲を囲まれた二段筑成の長方形の古墳である。列石は、上段が7×7m、下段が13×8mの規模を測る。埋葬施設は無袖式横穴式石室である。石室は全長10・5m、奥壁幅1・55mを測る。調査担当者は、2号墳はもとあった古墳を改変(増築)したものであると推定している。前身となった古墳は直径約10m、石室全長約7mの小規模なもので、石室を拡張して、その際に列石を構築したと推定している。 遺物 副葬品は破片も含めて50点前後と少ない。須恵器、土師器の土器類と鉄鏃、刀子、耳環が出土した、須恵器は椀、杯、甕などである。時期は7世紀中葉である。 意義 上野2号墳は小規模な横穴式石室を内部主体とする円墳を改変して構築している。二段筑成の石垣状の列石を有するもので類例として、丹後地域では千原古墳(与謝野町)などがある。築造時期は7世紀前半であり、畿内の終末期古墳の影響がうかがわれる。古墳が所在する場所は、「三宅」(みやけ)と呼ばれる地区であり、地名が暗示する畿内との関係は今後の検討課題といえる。 ![]() 『読売新聞』(1993.11.2) 〈 ![]() ![]() 三宅の小字一覧三宅(みやけ)ヒヘ田(ひえだ) 家ノ前(いえのまえ) 川原(かわら) 磯ノ口(いそのくち) 谷(たに) 下地(しもぢ) 上地(かみぢ) イナバ トヲリ カニタカ谷(かにたかだに) 上野(うえの) 山嵜(やまざき) 山クゴ(やまくご) 小松原(こまつばら) 荒神原(こうじんばら) ゴンゲ 石ケ原(いしがはら) 井上(いのうえ) 関連情報![]() ![]() |
![]() ![]() 資料編の索引
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【参考文献】 『角川日本地名大辞典』 『京都府の地名』(平凡社) 『丹後資料叢書』各巻 『丹後町史』 その他たくさん |
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